褒めるのが上手な人は誰からもモテる

人を褒めることは、良い人間関係を築く上でとても重要なことです。

これは恋愛に限らず、仕事、友達、家族などあらゆる人間関係において言えることです。

 

褒めるのが上手な人は、どんな人からも好かれます。

人は褒められると、ドーパミンが分泌して幸せな気分になり、ストレスも軽減します。

つまり褒めることは相手を幸せにすることなのです。

自分を幸せにしてくれる人の事を好きになるのは当然のことなのです。

山本五十六の名言

太平洋戦争の真珠湾攻撃などで指揮を執った海軍軍人の山本五十六はこんな言葉を残しています。

「やって見せ 言って聞かせて させてみて 褒めてやらねば 人は動かじ」

 

ビジネス界でも有能なリーダーは、人は褒めなければついて来ないことを知っています。

しかし当然、おべっかを使い、ゴマを擦って、媚を売って褒めまくるという事ではありません。

怒る時は怒り、本当に頑張っている事、能力がある事があれば真実のまま褒めるのです。

日本人男性は女性を褒めるのがヘタ

日本人の男性は、女性を褒めるのが苦手だと言われています。

恥ずかしがり屋が多いのか、男性が女性を口説くのは、軟派な行為だと思われているからなのか。

 

外国人男性は、本当にすぐにナンパをする男が多いです。

居酒屋などでも気軽に知らない女性に声を掛けるし、近づくと「目がキレイだね」とか、ドラマのセリフのような白々しいほどの褒め方を平気でします。

 

確かにそこまでいくと、軟派野郎として嫌がる日本人男性も多いでしょう。

しかし、お見合い相手や好きになった人に対して褒めてあげるのは、自分にとっても相手にとってもプラスの行為なのです。

では何を褒めたらいいんですか?

何でもやたらと褒めればいいかというと、当然違います。

何でもかんでも「すごい」「さすが」ばかりだと、逆に相手がいらっとくる可能性もあります。

褒めるチャンスなんて会話をしていればいくらでもあります。

相手の話を聞き、その経験や行動、考え方などについて「いいな」と思った部分を率直に口に出せばいいだけです。

また、持ち物や洋服、小物などについても、いいなと思った物を、「これすごいかわいいですね」「センスいいですよね」などと素直にさらっと言えばいいのです。

グルメリポーターの感覚で

テレビを観ていると、グルメリポーターって本当にすごいなって思います。

「おいしい!」ばかりでは何も伝わりません。

 

「うわ、この香り!とても食欲をそそりますね~」

「見てください!このボリューム!」

「うわー、ヤバい。脂がめちゃくちゃ乗ってて、口の中でとろけますね。」

「甘みがあって、何か別の食べ物食べてるみたい」

 

言い方は色々ありますよね。

「うわ、おいしい!」「めっちゃうまい!」

こんな常套句を連呼するのは素人です。

 

それと同じように「めっちゃきれいですね。」「ほんとカワイイですね。」

ばかり言ってても相手には何も刺さらないのです。

 

特に本当にきれいな方はそんな常套句は聞きなれていますので、何も印象に残らないのです。

どこがキレイなのか?何がかわいいのか?いいと思ったことは具体的に褒めましょう。

外見ばかりでなく、相手のセンス、行動、考え方を褒めると、相手は喜んでくれる場合が多いです。

間接的に褒める

初対面の人には難しいですが、間接的に褒めるのって、直接よりも効果がある事が分かっています。

だから常に、人のいいところを他の人に話している人は好かれるのです。

 

どこかで「あの人があなたのことをこう言ってたよ」という現象が起こり、直接褒めるよりも効果があるため、より人から好かれるのです。

ですから、自分が好きな相手に伝わりそうな周りの人には、とにかく好きな人の事を褒めちぎってください。

 

その人から、自分が好きな人にその想いが伝われば、かなり効果があるかもしれません。

 

この逆が、ついつい人の悪口ばかり言ってしまう人。

貴女がAさんに、Bさんの悪口を言ったとして、もしAさんがBさんに告げ口をすると、あなたがAさんに言ったことの何倍もひどい印象でBさんに伝わってしまうのです。

相手の名前を付けて褒める

ただ「そういうところ、ほんとすごいですね。」と褒めるより、「〇〇さんのそういうところ、ほんとすごいですよね」と相手の名前を付けて褒めた方が、相手の印象が良い事が分かっています。

特に初対面だと、なかなか相手の名前を呼ぶのに勇気が要ります。

しかしここは思い切って下の名前で〇〇さんと呼んでください。

コミュニケーションがうまい人は、必ず相手の名前を呼びます。

名前を呼んで褒められた方が、より嬉しくなってしまうのです。

NGな褒め方

頑張って褒めているのに、逆効果で嫌われてしまう人がいます。

そんな人の特徴をまとめてみました。

人と比較して褒める

人と比較して褒めるのは止めましょう。

特に女性の場合、芸能人に例えて褒めるのは危険です。

もしもその女性が憧れている芸能人がいて、その人に似ていると言われれば喜ぶかもしれません。

しかし、そうでなければあまり「モデルの〇〇に似ているね」とか「〇〇と△△を足して2で割ったみたい」などと言うのは賢明ではありません。

男性は褒めているつもりなのですが、大体は「だから何?」「私は私なんだけど・・・。」「わたしあの人そんな好きじゃないし、別に嬉しくない・・・。」と思われてしまうのです。

 

また、年齢よりも若く見える場合でも、「35歳にしては若いですね!」などもダメです。

35歳の他の女性と比較して若いと言っているのであって、じゃあ20代の子が混じったらやはり若くないという事を暗示しています。

しかし「35歳!?え、25歳じゃなくて?めっちゃ若いですね!」ならOKかもしれません。

誰と比較するわけでもなく、あなたは20代に見えるほどきれいですよと言っているのです。

 

ちょっとした言葉の違いで、受け取られ方が大きく違う場合もあるのです。

また、初対面なら難しいですが、共通の知り合いや仕事仲間など、身近な人と比べるのは最もNGです。

特に女性は、「〇〇さんより若く見える。キレイ。」などと人と比べられても嬉しくないですし、人と比べているあなたを良く思わない場合も多いのです。

上から目線で褒める

立場は対等か下なのに、なぜか上から目線で相手を褒めてしまう人がいます。

こんな人は、せっかく褒めても「あなた何様なの?」と思われるだけですので注意しましょう。

 

実際上下関係があるのなら、上司が部下に対し上から目線で褒めたとしても、喜ばれる場合もあるかもしれません。

しかし恋愛において上から褒めるというのは、多くの場合は得策ではありません。

 

「最近すごいオシャレになったよね。すごく個性があっていいと思うよ。やっぱ個性って大事だからね。」

大してオシャレじゃない人に言われればカチンときます。

 

「お仕事大変なんですね!頑張ってください。私も仕事で同じような事を経験してるからすごく分かります。でもきっと大丈夫ですよ。絶対乗り切れますから。」

などと対等な立場に、知ってる風に言われると腹が立ちます。

 

上から目線で教えてあげるのではなく、相手に対等に寄り添って、理解してあげることが重要なのです。

どこか下手な褒め方

褒めるのが上手い人と下手な人は、紙一重なのかもしれません。

ちょっとした言い方、言い回しで結果が大きく変わってしまうのです。

ここでは、なぜか嫌われてしまう下手な褒め方をお伝えします。

 

「そういう所だけはうまいよね」

「たまにすごい時あるよね」

他はダメだと言っているかのような、限定的な褒め方。

 

「ほんと安いの見つけるのうまいよね」

「そういう根性だけは見習うわ」

セコイことに対する嫌味のようなセリフにしかとらえられない。

 

「写真写りいいよね」「着やせして見えるよね」

「思ってたより気さくなんだね」

「見た目よりかは意外と男らしいのね」

「喋ってみると、思ってたより明るいんだね」

実際の見た目や印象が悪いとでも言わんばかりの、すこしとげのある褒め方です。

少しでもイヤミを含むと、相手に少なからず突き刺さりますので気をつけましょう。