青い鳥から学ぶ「幸せ」の正体

僕が大好きな童話に「青い鳥」という話があります。

貧しい家庭で育った兄妹チルチルとミチルが、突然訪ねてきた魔法使いのおばあさんに頼まれて、

おばあさんの娘の病気を治すため、幸せになるといわれている「青い鳥」を探しに旅に出るお話しです。

旅の途中で青い鳥を捕まえても、その後すぐに青い鳥は違う色になってしまったりして、結局捕まえることが出来ず家に帰ります。

するとまたおばあさんが訪ねてきます。

二人は青い鳥を捕まえられなかったことを謝ると、おばあさんは「自分は隣に住むただの老人で、青い鳥の事など知らない」と言うのです。

しかし娘さんの病気は本当で、その娘さんが、チルチルが元々飼っていた黒い鳥が欲しいからもらえないか?と言うのです。

そしてチルチルとミチルが、おばあさんに鳥を渡そうと、ふと鳥を見ると黒いと思っていた鳥は、青くなっていたのです。

実はその鳥こそが「青い鳥」だったのです。

その後、娘さんは病気が治り、青い鳥を持ってお礼にやってくると、青い鳥は鳥かごから逃げ出してしまうのです。

娘さんは悲しみましたが、チルチルとミチルは悲しみませんでした。

そして「幸せの青い鳥ならまた僕たちが見つけてきてあげるよ」と娘さんに言いました。

・幸せと言うのは、実は気づかないが身近なところにある

元々飼っていた黒いと思っていた鳥が、実は幸せの青い鳥だった。

・人のために幸せを分け与えようとした時に幸せは現れる

自分たちのためではなく、病気の娘さんのために鳥を差しだした時に青い鳥に気づいた。

そのおかげで娘さんの病気は治った。

・何か条件があるから幸せなのではない

青い鳥は逃げ出してしまったけど、チルチルもミチルも不幸な気持ちにならなかった。

またいつでも探し出せると思った。

 

こんな教訓がこの童話には隠れている気がします。

これだけ豊かな時代になっても、幸せの本質は昔と変わらないということですよね。

意外と近くにいた僕の妻

僕は結婚した妻とは、交際する8年前に知り合いました。相手が15歳、僕が18歳の時です。

当時はお互いに好きという感情は全くなく、完全な友達関係を続けていたのです。

そして8年の間、お互い他の恋愛をしてきました。

今の妻と付き合うことなど少しも考えたことがありませんでした。

しかし8年経った結果、とても身近なところに結婚相手がいたのです。

正直お互いタイプではなかったのですが、仲良くなって相手の本質を知っていった時に、この人と結婚したいと思ったのです。

まさに青い鳥と同じだったのです!

自分が幸せになりたいだけでは、青い鳥は現れない

この人は収入が低い。この人は背が低い。この人は顔がタイプではない・・・。という女性。

この人は歳がいってる。この人は太ってる。この人は顔がタイプではない・・・。という男性。

結婚したいけど、いい相手がいないと、条件を求めすぎる人がたくさんいます。

そして「条件を落としてまで結婚したくない!」と思う人もたくさんいます。

条件を取り外して考えた時に、運命の人はその条件に当てはまらない人という可能性は十分にあるのです。

そして自分が幸せになれるかどうかばかり考えていては、なかなかいい相手とは巡り会えないでしょう。

外見を重視して選んだのに、歳を取ったら見る影もなくなったらどうしますか?

収入を重視して選んだのに、いきなりクビになって年収が半分に減ったらどうしますか?

相手を幸せにしたい!一緒に幸せを分かち合いたい!

こう思えるのは、まさに相手の心根が好きになった時ではないでしょうか?

今収入が低い人でも、一生懸命働く人は収入があがるかもしれません。

いくら美人だからって、10年後は家でゴロゴロして裏で自分の悪口ばかり言い出すかもしれません。

幸せは高い位置にあるのではなく、意外と自分と同じ目の高さにあるのです。

いくら素敵な相手と結婚できたとしても、自分が相手に対して思いやりの気持ちがなければ、向こうも嫌になってしまうでしょう。

幸せな結婚は、どういう条件だからでなく、お互い思いやりが持てると思った相手かどうかなのです。

 

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