失恋する女性

彼氏ができない原因を女性の本心から探る

このあいだ知り合いの30歳の女性にこんな相談をされました。

「彼氏ができないんですけど、誰かいい人いませんか~?」

「どうやったら彼氏ができると思いますか~?」

「結婚願望もあるし子供も欲しいんですけど、相手がいなくて・・・。」

 

こんな会話、日常生活のいたる所で転がっているかもしれません。

それだけ今の女性は彼氏がいないし、できないのです。

もちろん男性も同じく彼女がいないし、できません。

しかし、彼達、彼女達は「いい人がいたら、いつか結婚したい」という願望はあるのです。

詳しくは→独身者で恋人がいない男性70%、女性60%

 

「じゃあ婚活パーティーに行くとか、コンパに積極的に行ったら?」と言っても「うーん・・・」と重い返事しか返ってこない。

「婚活パーティーとかに行ってもなかなかいい人に出会えないんですよですね~」と言って終わってしまいます。。

彼氏を作らないのはハワイ旅行に行かないのと同じ

女性の本音として、「彼氏が欲しい」という願望は、「いつかはハワイに旅行に行きたい」みたいな感覚と同じです。

「ハワイに行きたい」と言う願望に対して、「お金を貯めて、有給を取って、みんなとスケジュール合わせて・・・」と、どんどん積極的に行動する人もいますが、結局後回しになって何年経っても行かない人の方が多いのです。

「いつかみんなでハワイ行きたいよね~」と言っているあの感覚です。

つまりその瞬間の想像だけで満足しているのです。

いざ行くとなると色々面倒くさかったり、時間やお金の都合が悪くて行かないのです。

恋愛ドラマや恋愛映画に女性がはまるのも、実際にそんな恋愛が手に入らなくても、そのストーリーを観るだけで、想像するだけである程度満足だからです。

 

「彼氏が出来ない!」「彼氏が欲しい!」と言ってはいるものの、いざ「じゃあ彼氏を作るために動きなよ!」と言うと

「ちょっと今は忙しいし無理」「やっぱり恋愛って面倒くさい」などと様々な理由で、彼氏を作らないのです。

 

結局は「彼氏のいる自分」よりも「彼氏が出来ない、彼氏が欲しいと言っている自分」を望んでしまっているのです。

 

もしかすると、本来女性という生物はそんな感じなのかもしれません。

女性は原始時代から今の現状を守る志向が強く、攻めていく志向が弱いです。

となると、女性に彼氏が出来ない原因は男性にあるのかもしれません・・・。

女性に彼氏が出来ない理由は男性

本来女性たちは、ガツガツと積極的に彼氏探しをしたくありません。

自分から積極的に行くのではなくて、男性から来てほしいのが女性の本能だからです。

 

本心では男性が自分にときめいて、色々と誘ってきてデートを重ね、告白してほしいのです。

 

そういった男性の行動力やアプローチ、守ってくれるという頼りがいにときめくのです。

 

しかし残念ながら今の男子は恋愛に積極的ではありません。

むしろ男性も、女性が自分を好きになって告白して来てほしいと思っているくらいです。

ではなぜ現代の男性は恋愛に消極的なのでしょうか?

現代の男性が恋愛に消極的な理由

一昔前であれば、男性が積極的に女性を口説くのが当たり前でした。

女性というのは、顔がそこまでタイプの男性ではなくても、自分の事を好きになってくれて、自分ために一生懸命何かしてくれる、その姿に押されて好きになっていくという事も多いです。

女性は恋のドキドキやストーリー、つまり恋愛感情を楽しみたいのです。

 

しかし自分から進んで、顔がタイプでもない男性にアプローチする行動力はありません。

「男性に守ってもらいたい」という女性の本能的な部分から、自分から行動してまで男性をゲットしたくないのです。

 

小学生~高校生くらいまでは、女性の方が恋愛に積極的だったりします。

ラブレターを渡したり、「私は〇〇君が好き、〇〇ちゃんは〇〇君が好きらしい」とガールズトークをしたり、卒業式に告白して第2ボタンをもらったりと、恋愛に対して興味を持つのが早いのです。

これは、本来女性の方が精神年齢が高いのと、恋することで得られる恋愛感情や、恋しているストーリーを味わうことが好きだからです。

 

しかし高校性あたりから、やっと男性も恋愛に興味を持つ人が増え始めます。

男性の女性への興味はずばり「性」です。デートのドキドキも、告白のドキドキも全て性欲につながるのです。

そして原始時代の「狩り」をするという役割から、女性をゲットしたいという本能があるのです。

 

その性欲が原動力となって、彼女を手に入れたくなる。

性欲が抑えきれずに、彼女をゲットしようと動き始める。

小学生・中学生がそんなに恋愛に興味を持たないのもそのためです。

 

しかし現代の若い男性はその性欲が減少しているのです。

なぜ恋愛に興味を持たない草食男性が増えているのか?

最近の男性は、女性に興味がない。恋愛が面倒くさい。彼女は要らない。などという草食男子が増えているといわれています。

その理由として、仕事や趣味などやりたいことに没頭したいとか、人づきあいが面倒くさいとか、インターネットの普及によりアダルトサイトなどが簡単に観られるなど、様々な憶測が飛び交っています。

しかし真実は違います。

昔の人だって、仕事や趣味に打ち込んでいましたし、人づきあいが面倒くさいという男性も多かったですし、友達からHな本やアダルトビデオが出回ってきましたが、彼女が欲しいという欲望は別物でした。

興味がないとか、面倒くさいとか、そういう感覚がなかったのです。

現代の若者は、あきらかに彼女が欲しいという欲求がない男性が多いです。

その一番の理由は、男性の性欲が減退しているからなのです。

メス化して性欲が減退する現代の草食男子

「メス化する自然」という本をご存知ですか?

メス化する自然

この本には「過去50年で男性の精子の量が半分になった」などこの世の生態系から「男性ホルモンが減っている」ことを実証する実験結果などが多数紹介されています。

そして、男性ホルモンが減少している原因として、女性ホルモン「エストロゲン」の作用が、胎児などに対して増えているからだと説明しています。

また動物の世界でも、オスの証である男性ホルモン「テストステロン」の減少により、体がメス化する生体が多いそうです。

様々な観点から、世の生態系は偽物の女性ホルモンの影響を受け、徐々にメス化していっているというのです。

そして、これらの原因は「環境ホルモン」にあるのではないかと言われています。

 

これが事実ならば、中性的な男性が若者に増えていることも理解できます。

また、若い男性が彼女を作ろうと思わなかったり、性に対して興味がなかったりするのも納得できるのです。

 

つまり、彼氏・彼女がいない若者が増えているのも、結婚しない男女が増えているのも、出生率が下がっているのも、かなり大きな原因として、男性が女性化していっていからなのです。

女性はどうやって彼氏を作るか

そんな男性たちが増え続ける時代に、女性たちはどうやって彼氏を作ればいいのか・・・。

それは、正常な性欲のある肉食男子に会うしかないのです。

草食系ばかりになったと言えど、肉食系男子だってたくさんいます。

そんな肉食男子と出会う環境に身を置くのが一番です。

自分のタイプというのがあったとしても、それはひとまず横に置いておいて、草食ではない男子に出会える場に行くことが大切なのです。

もしかしたら、そこに思ってもいなかった男性が現れるかもしれません。

年上の男性と出会う

もしかすると、あなたの恋愛対象は今まで自分と歳が近い人だけだったかもしれません。

しかしその視野を30代後半以降に広げてみることで、男らしい男性と恋に落ちるかもしれません。

30代後半以降であれば、世代的に女性に興味がある男性が多いのは事実です。

まだ環境ホルモンの影響は少ない世代なのかもしれません。

仕事のできる男性と会う

仕事がバリバリできて、お金を稼いでいる男性は、男性ホルモンが強い肉食系男性が多いようです。

見た目はかっこよくてスラっとしていても肉食系という男子はたくさんいます。

ハイグレードな仕事をしているような男性とコンパを組めそうな女友達にコンパを頼んでみたり、そういった人が集まる婚活に参加してみると意外といい男性と出会えるのかもしれません。

また、一人で今まで行ったことのないバーに飲みに行ってみたり、銀座や北新地などちょっと大人の飲み屋街に行ってみたりすると、年上で仕事のできる男性に声を掛けられるかもしれません。

スポーツサークルに参加してみる

スポーツ・運動をする男性は、男性ホルモンが増加するといわれています。

運動をして筋肉に刺激を与えると、男性ホルモンのテストステロンは活性化するのです。

野球、テニス、フットサル、登山、バドミントン、マラソンなどイベントやサークルはたくさんあります。

ぜひ一度調べて、住んでいる地元のイベントやサークルに足を運んでみてください。

そこには女性に興味があるスポーツマンがたくさんいるかもしれません。

 

今の環境を変えてみると、意外と素敵な出会いがあるはずです。

今までの価値観や好みで男性を探していると、なかなか運命の男性と会えないかもしれないのです。

ぜひちょっとだけ行動範囲を変えてみてください。

結婚しなければいけないというプレッシャーがない

彼氏が出来ない理由について、プレッシャーがないというのも原因の1つかもしれません。

30歳になっても結婚しない女性は多いです。

昔は結婚するのが当たり前、25歳までにするのが当たり前という風習がありました。

詳しくはコチラの記事→昔の結婚と今の結婚は価値観が違い過ぎる

ですから、何としても相手を見つけなければいけないという、世間体のプレッシャーもあり、多少積極的にお見合いなどしていました。

また、周りの親せきやお世話になっている人から、お見合いという縁談の話を、たくさん持ち寄られました。

 

しかし今は何歳で結婚しようがしまいが自由なので、プレッシャーも焦りもあまりありません。

多少親からの圧力はあれど、昔ほどの圧力もないし、他人からのプレッシャーも昔に比べだいぶ減りました。

そんなプレッシャーも焦りもない状態で、今すぐ面倒くさい行動を起こしたくないのです。

 

「彼氏は欲しいけど、恋愛は面倒くさい」

「結婚はいつかしたいけど、いざ本当にプロポーズされて結婚を迫られるとなると面倒くさい」

という一見矛盾した気持ちが、女性の本音なのです。

 

ですからそういう方は、一度40代、50代になって独身である自分をリアルに想像してみてください。

独身でも幸せな未来を描ける人ならいいのですが、いつか結婚したいと思っている人は焦りを感じるはずなのです。

そうやって焦りを感じ、自分に発破を掛けることが行動力につながります。

 

実際に、40代になって結婚に焦り始める女性は多いです。

しかし、40代よりも30代、30代よりも20代と、若ければ若いほど、素敵な人と結婚できる可能性が高くなるのは事実なのです。

 

ですから、周りからのプレッシャーがないこの時代だからこそ、自分で自分にプレッシャーをかけるしかないのです。

 

プレッシャーを掛ければ行動が変わります。

行動が変われば必ず結果も変わってくるのです。

 

彼氏が出来ないと嘆く前に、ぜひちょっとした行動を起こしてみてください。

きっと未来は変わりますから・・・。