白砂糖

アメリカのカリフォルニア州、サンタ・バーバラにある「結婚問題研究所」所長マリー・J・ハンガーフォード博士は、男女の関係を破壊する原因は「甘い物(砂糖)」であると発表しました。

 

夫婦の離婚の原因、カップルの別れの原因の50~75%が砂糖の摂り過ぎだというのです。

糖分を摂り過ぎると短気で怒りっぽく、イライラしやすくなり、喧嘩が絶えなくなります。

それは甘い物ばかり食べてしまうと「低血糖症」にかかってしまうからです。

白砂糖はイライラの原因

モテない女子

白砂糖は完全な「食品添加物」です。

 

糖分にも炭水化物や果糖など色々ありますが、白砂糖は人工による加工品で、自然の物ではありません。

 

白砂糖は分子が2個で構成される二糖類に分類され、一般の食物から摂れる糖分のような多糖類と異なり、ほとんど分解されずに吸収されます。

 

すると体内の血糖値は、他の食品から摂れる糖分よりも、さらに急上昇してしまうのです。

血糖値を下げるインスリン

血糖値が上がると、膵臓からは血糖値を下げる「インスリン」が分泌されます。

 

この時、急上昇した血糖値を一気に下げようとするため、インスリンも大量分泌されてしまうのです。

 

一気に血糖値が下がると、今度は血糖値を上げようと脳内ホルモン物質「アドレナリン」や「ノルアドレナリン」が分泌されます。

 

これらの物質は、イライラしたり、興奮したり、不安になったり、情緒不安定な状態になります。

 

アドレナリンやノルアドレナリンは、糖分をエネルギーとするため、再び砂糖が欲しくなります。

 

このような血糖値の乱高下を繰り返すうちに膵臓は疲弊し、インスリンが正常に分泌されなくなってしまうのです。

砂糖は依存する中毒性物質

砂糖は酒やたばこと同様に、依存性の強い中毒になります。

 

これはラットによる実験などでも明らかになっています。

 

砂糖を摂ると、一気に血糖値が上がりますが、また急激に下がろうとします。

 

下がると、またすぐに砂糖を欲してしまいます。

 

この繰り返しにより、血糖値が安定しなくなり、砂糖が常にないとイライラする「低血糖症」となってしまう人が多いのです。

 

低血糖症の方は少しでも砂糖が足りなくなると、すぐにアドレナリンが分泌されるため、しょっちゅうイライラしてしまうのです。

 

反対にインスリンの機能がほとんどできなくなり、高血糖値で推移してしまうのが「糖尿病」なのです。

 

また、アルコールにも同じような「低血糖症」を引き起こす依存性があります。

 

低血糖症をおこしている人は、なかなか人間関係もうまくいきません。

 

暴力事件の犯罪者が低血糖症だったということも多く、「砂糖を絶ったら攻撃的な様子が激減した」という事例も多く残っているのです。

身近な食品の白砂糖の含有量

WHO(世界保健機構)の発表によると、成人の1日の砂糖摂取量は25g程度が望ましいそうです。

 

では身近な食品にはどの程度の砂糖が含まれているのでしょうか?

 

甘い物の代表的なものをピックアップしています。

大福餅

大福

大福餅1個(70g)の砂糖の含有量は、約10g。

角砂糖にすると約3個分です。

カステラ

カステラ

カステラ1切れ(100g)の砂糖の含有量は、約37g。

角砂糖にすると約10.3個分です。

カステラ1切れで一日の砂糖の目安摂取量を超えています。

シュークリーム

シュークリーム

シュークリーム1個(70g)の砂糖の含有量は、約8g。

角砂糖にすると約2.3個分です。

羊羹

羊羹

羊羹1切れ(30g)の砂糖の含有量は、約29g。

角砂糖にすると約8個分です。

かなり多いですね。

ショートケーキ

ショートケーキ

大福餅1切れ(100g)の砂糖の含有量は、約29g。

角砂糖にすると約8個分です。

羊羹30gと同じくらいです。

ジュース

缶ジュース

甘いスイーツなどよりも、砂糖の含有量が多くて、しょっちゅう口にしてしまうのがジュース類です。

 

ジュース類には、ケーキなどとは比にならないほどの砂糖が含まれています。

 

炭酸飲料やカルピスなどは、500mlのペットボトルで、大体角砂糖15個~20個(50~70g)程度入っている物がほとんどです。

 

一般的な缶コーヒーにも1缶で14g。角砂糖にして4個分くらいの砂糖が含まれています。

 

男性は、甘い物は食べないから大丈夫と思っている方も多いようですが、缶コーヒーやジュースを毎日飲んでしまっている方も多いのではないでしょうか?

 

この習慣を止めるだけで、糖分の摂取量がだいぶ変わってきます。

 

できるだけお茶や水などを飲むようにしましょう。

低血糖症の症状

落ち込む男性

低血糖症の特徴的な症状を挙げます。

朝起きても体がだるい。

日中も眠たくてあくびが出る。

ボーっとして何も考えられないことがある。

集中力がない。

常にイライラする。

物忘れが多くなった。

胃腸の調子が悪い

うつ病のように、自暴自棄になる。

偏頭痛がする。

不眠症に悩んでいる。

不安がつきまとう。

 

女性は特に甘い物が好きです。仕事などでストレスがたまると、毎日仕事が終わったあと、コンビニで甘い物を買ってしまう人も多いのではないでしょうか?

 

いつもイライラする方は、そんな甘い物が原因かもしれません。

 

こうした低血糖症に悩んでいる方は、頑張って「糖質カット」の生活をしてみてください。

 

最初は禁断症状とし、糖分を欲してしまい、かなり辛いそうですが、そのうち禁断症状が無くなり砂糖を欲しがる事もなくなるそうです。

 

そしてイライラが収まったり、体調がよくなったり、体が痩せたりする方も多いようです。

 

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