恋愛結婚とお見合い結婚。
あなたはどちらがしたいですか?
多くの方は「恋愛結婚」と答えるかもしれません。
「お見合い結婚」って聞くと、自分で相手が探せなかったみたいだし、古臭いし、恥ずかしいイメージ。
誰だって相手と自然に恋に落ちて、そのままずっと一緒にいたいと思いますよね?
でも、ずっと一緒にいられない人が多いのです。
現在の日本の離婚率は約30%以上。
約3組に1組は離婚をしています。
では恋愛結婚とお見合い結婚で、離婚率が高いのはどちらなのでしょうか?
お見合い結婚の方が離婚率が低い
恋愛結婚による夫婦の離婚率は35~40%と言われています。
それに比べ、お見合い結婚した夫婦の離婚率は10%前後とかなり低いのです。
なんとなくのイメージでは、
恋愛結婚の方が、本当に愛し合った上で結婚したのだから、離婚しなさそう。
お見合い結婚は、どうもドライな感じがして、結婚しても愛が長く続かなそう。
なんて思われる方も多いのではないでしょうか?
ではなぜ恋愛結婚は離婚率が高いのでしょうか?
恋愛結婚の離婚率が高い理由
恋は盲目と言います。
恋に落ちている時は、相手の多少のデメリットに目をつむってしまったり、気づかなかったりするものです。
日本の離婚理由の1位は「性格が合わない」です。
つまり、恋心に惑わされ、お付き合い時には性格の相性を、あまり見極めることが出来なかったのかもしれません。
「あばたもえくぼ」と言うように、相手の欠点も気にならなかったのです。
恋愛は自然にフィーリングで起こります。
「スノボーが上手くて、カッコいいって思った」
「怪我をした時にサッと来て応急措置をしてくれて優しいと思った」
「映画を観ている時に感動して泣いている姿がカワイイと思った」
こんな風に、条件を度外視して好きになってしまう場合が多いと思います。
しかし恋心が冷めて冷静になってしまえば、相手の嫌な所や、条件的な部分に腹が立ったりし始めます。
「たばこを吸う」「年収が低い」「浪費癖がある」「真面目に働かない」などなど、お付き合い時には気にならなかったことが、目に付くのです。
また、元々結婚がしたくて相手とお付き合いしたつもりでない方もいらっしゃるでしょう。
結果として、子供を妊娠した授かり婚であったり、何となくという恋愛の延長で結婚される方も多いため、結婚生活や家庭を築くという事に対して、あまり真面目に考えていなかったという方もいるのが事実です。
お見合い結婚は冷静に条件を見て相手を選ぶ
一方、お見合い結婚はというと、最初に恋をしていない分、まずは相手を冷静に分析します。
「年収は500万円以上」「たばこは吸わない人」「きちんとした会社に勤めている」「料理が得意」などなど、恋心ではなく、条件から入って探すため、最初からきちんとした人を選ぶことができるのです。
またお見合い結婚で婚活をされている方は、年齢層も若干高く、男性はきちんと仕事をしている方が多かったり、
そもそもお金を払って真面目に結婚相談所を利用しているため、しっかりした真面目な方が多いのです。
そして結婚に対して前向きで、結婚して家庭を作りたくて相手を探すわけです。
結婚生活や家庭を築くことを真摯に考えている方が多いのです。
恋愛と結婚は切り離して考える
もちろん恋愛結婚が悪いわけではありません。私も恋愛の末、結婚をしました。
しかし経験者だから言えることは、「恋愛と結婚は別物」ということです。
結婚したら、いつまでもドキドキの恋心は続きません。
相手に対して腹が立つことも、お互いしょっちゅう起きるかもしれません。
しかしそれでも一緒に家庭を築いていこうと思えるのは、一緒に素晴らしい家庭を築いていくという意志と、お互いの優しさや思いやりといった「愛」があるからなのです。
お見合いでは、あまりドキドキが起こらないかもしれません。
しかしきちんとした条件や人間性を見極めてお付き合いできれば、そのうち「愛」を持ってお互いが接することのできる可能性は十分にあるのです。
恋は一瞬です。しかし「愛」は永続性があるのです。
また、一緒に人生を歩んでいくためには、真面目に働いたり、しっかりお金を稼ぐのも大切な事です。
そして子供が出来れば、2人で愛情を与えて育てていかなくてはなりません。
それなのに、一方に
将来の計画性がなく浪費癖があれば、
子育てに関心がなければ、
お酒ばかり飲んで暴力をふるうのであれば、
結婚しても相手が嫌いになって別れてしまう可能性は高いのです。
ですから結婚相手は、冷静な目で見て判断する事も重要なのです。
恋にまっすぐ猪突猛進で、ほとんど耳に入らなかった周りの家族や友人のアドバイスや忠告が、後になって身に染みて分かるという事もよくある事なのです。
結婚するなら、一度冷静になって周りの人の意見に耳を傾けるのも、とても大事なことかもしれません。