一般的には「男性の浮気や不倫は遊び、女性のは本気」といわれる事が多いそうです。
一体なぜなのでしょうか?
不倫は妻子持ちの男性が多い
不倫と聞くと、「妻子持ちの男性とフリーの女性」を思い浮かべる人が多いと思います。
「旦那や子供がいる人妻が、フリーの男性と不倫をする」方が圧倒的に少ないのです。
旦那や子供がいるのに、浮気をしてしまう人妻と言うのは、心が満たされていない方が多いです。
旦那との関係に不満があったり、セックスレスであったりで、ドキドキする刺激が日常に無い。
また旦那を男として見れず、人間的にも愛想を尽かしてしまっている。
旦那とのコミュニケーションも不足していて心の充足感がない。
そんな女性が不倫に走ってしまう事も多いようです。
女性は愛や心が満たされることで充足感を得ます。
そして、いつでもドキドキを味わっていたい生きものなのです。
浮気をすることで、心の充足感を得たり、悪い事をしているという背徳感やスリルを味わいたいのです。
人妻が好きな男性は無責任が多い
人妻が好きな男性がいるのは確かです。
しかし、大抵は身体目当ての遊びの人が多いでしょう。
旦那や子供がいるというスリルや、旦那がいるにも関わらず自分に恋をしているという、背徳感や支配欲や独占欲のような物が楽しいのです。
また、母性本能を求めてしまうマザコンタイプが多いのも事実です。
年齢的にも経験的にも成熟した、人妻の包容力に甘えたいのです。
また、「結婚をしているのだから、責任を取る必要がない」という、無責任な遊び心だけで、人妻と不倫をする人もいます。
人妻の浮気は本気になりやすい
旦那や家庭に不満がある人妻は、不倫相手の男性に心まで奪われてしまいやすいです。
つまり女性の方が本気になってしまう事が多いのです。
しかし、いざ旦那と別れてその男性と一緒になると、後悔する事も多いようです。
まず、「人妻だったから」興味があっただけで、いざ自分のところに来られると、その人妻としての魅力がなくなるため、別れてまで一緒になって欲しいという男性は少ないです。
また、人間性に問題があったり、仕事もしっかり定職についておらず収入もままならない場合が多いです。
つい恋心に動かされて一緒になってしまうと、苦労したり別れてしまったりして後悔することも多いようです。
男の浮気は身体目当ての遊びが多い
逆に男性は妻子がいて家庭に不満がなくても、浮気や不倫をする人がいます。
仕事もきちんとバリバリしていて、かなりの収入を得て社会的地位の高い方も浮気をするのです。
それは単純に男性は心がなくても性欲が強く、体だけの関係を求めてしまう人が多いためです。
「愛人」という言葉がありますが、それは女性を指します。
本妻との家庭のほかに、愛人との生活を持つような人もいるのです。
この逆パターンで女性が「愛人」のようなものを作る人はとても少ないです。
世界では一夫多妻制という制度を取り入れている国もいまだにあります。
男が複数の家庭を持つことはあっても、女性が複数の家庭を持つことは、動物学的にも少ない事なのかもしれません。
日本では昔、お妾(めかけ)さんといって、お金持ちの社長などに「愛人」のような方がいて、本妻とは別に家庭を持ち、子供まで産むという方もたくさんいたようです。
つまり男性は、1つの家庭で心は満たされていても、性欲を求めてしまう生き物なのです。
不倫にはまる女性
また、妻子持ちと分かっていても、そんなデキる男の魅力にはまり、不倫をしてしまう女性もいます。
きちんと仕事もして、人間性が高い女性であっても不倫に走ってしまう女性は多いのです。
不倫をしてしまう女性は、その男性と別れても、なぜかまた妻子持ちの男性との不倫に走ってしまう割合が多いです。
どうしても妻子を持つような経験値の高い男性の魅力から抜け出せないのです。
女性は心、男性は性欲
そんな違いから浮気や不倫をするのでも、スタンスが変わってしまうのです。
男性は遊びで浮気や不倫をすることができるので、身体の関係が切れれば終わりですし、相手にいい男性が現れても「しかたない」と簡単にあきらめることができます。
しかし不倫する女性は、相手に心を満たしてほしいため、相手に対して本気で心や思いを移入してしまうのです。
この人と一緒に家庭を築きたい、一緒に生活を共にしたいという思いが芽生えてしまうのです。
ですから、別れ話が出れば本気で落ち込んでしまうのです。
W不倫
W不倫(ダブルふりん)という言葉があります。
お互いが家庭を持っているにも関わらず、浮気をしてしまうカップルです。
このようなカップルは、よほど自分の配偶者に不満があるのか、完全にお互いが遊びとしてお付き合いしているかのどちらかです。
もしも本気で一緒になろうとする場合、お互いが離婚をしなければなりませんし、その際の浮気の代償を清算しなければならないかもしれません。
また年齢もお互いある程度いっているでしょうから、冷静に考えられる人も多いのです。
そんな理由で、男性も女性も完全に割り切って不倫をしている事も多いようです。
不倫の代償
不倫の代償は大きいです。
相手が結婚しているとなると、ほぼ確実に慰謝料を請求されます。
そしてどんな理由があろうとも、悪者のレッテルを貼られます。
民事上では完全な不法行為なのです。
結婚という契はそれだけ重大な契約です。
「不倫は文化」などという言葉は通用しないのです。
日本にはかつて「姦通罪」という法律がありました。
不倫は刑事上でも完全な犯罪だったのです。
いまだに姦通罪がある国はあります。
お隣の韓国も、最近になって姦通罪がなくなったことで話題になりました。
日本では1947年に、不貞は夫婦間の問題という事で、「姦通罪」のような刑事罰は廃止されました。
当時の姦通罪は男女不平等で、男性は許されても女性は罰せられるというような内容だったため、廃止となったのです。
その時おもしろい事に、若年層では「それなら男女両方に罰しよう」という支持が多かったのに対し、中年以上の層は「だったら法律を廃止して、浮気を犯罪にするのはやめよう!」という支持が多かったのです。
つまり、「浮気はいけないけれど、罰するのはやめよう。」ということです。
「自分にも万が一があるかもしれない」と思っている人が多いのかもしれません。
世界的に見ても、なぜか女性にとって不平等な「姦通罪」が多いのが事実です。
男性は許されても女性は許されないという、あきらかに不平等で非人道的な法律なのです。
不倫・浮気は不法行為
不倫や浮気は、どんな理由があっても、やってはいけない民事上の不法行為です。
その裏には、大きく傷つく人がいるかもしれません。
そして家庭を崩壊させてしまうかもしれません。
しかし、そうは分かっていてもなくならないのが、浮気・不倫です。
自分の欲望に走ってばかりいるのではなく、その裏にいる人たちの事もちゃんと考えなければ
とんでもない事になる可能性があるのです。