ミュージカル

声はとても重要な外的要素です。

 

舞台や演劇などのお芝居の世界では「一声、二顔、三姿」と言われています。

 

また歌舞伎の世界では「一声、二振、三男」という表現もあります。

 

とにかく顔や姿勢よりも声が最も大事という事なのです。

 

良い声の人は得をします。

 

それだけで説得力や信頼感が増しますし、相手に安心感を与えられるのです。

 

特に女性は、いい声の男性が好きという人が多いです。

 

実際に男性よりも、声にときめく女性が多いというデータもあります。

 

女性の方が五感に敏感なため、聴覚でも刺激を受ける女性は多いのです。

 

「あの人、声がいいよね~」などとうっとりする女性の会話を聞いたことありませんか?

 

少し低くて落ち着いた声は安心感や包容力を感じます。

 

また逆にジャパネットたかたの前社長・高田社長のように高くても人を魅了する声もあります。

 

女性も声がかわいいという理由で男性ウケがいい方も多いです。

 

声には個々の周波数があり、その周波数によって、心地のいい声や悪い声に分かれてしまうそうです。

 

特に人を魅了する声の持ち主は「1/fゆらぎ(えふぶんのいちゆらぎ)」という、

 

自然界の川の流れや風の音などに見られる、人を癒す周波数を持っている事が多いようです。

 

しかしそれらの声は個性であって、簡単に変えられるものではありません。

 

ではお見合い時などに、相手に気に入られるような、良い声を出すにはどうしたらいいのでしょうか?

小さい声の人は嫌われる

暗い女性

 

お見合い時に、声が小さくて聞き取りづらい人がいます。

 

特に喫茶店など周りがうるさい場所で、相手の声がボソボソと小さいと話が聞き取りづらいです。

 

そうなると、なかなか心が通じあえなくなります。

 

聞こえてもないのに相槌を打ったりしなければならず、聞く方も疲れてしまうのです。

 

特に女性は、大きな声で話すと「がさつだと思われる」と思い、小さな声で話す人も多いです。

 

しかしそれでは暗い印象しか与えられません

 

暗い話し方は、あまりいい印象を持ってもらえないのです。

 

実は日本人の多くは、外国人などに比べて、声にパワーがないと言われています。

 

日本語は、英語のように腹式呼吸を必要としないため声量が小さくなってしまいがちなのです。

 

ではどのように発声すると、相手に気に入ってもらえやすいのでしょうか?

モテ声を出すために腹式呼吸をする

腹式呼吸で話すようにすることで、声量があり響く声になります。

 

歌のボイストレーニングなどではよく腹式呼吸という言葉が出てきます。

 

それと同じで、話す時も腹式呼吸をすることで、声量があり聞きやすい声になるのです。

 

「モテ声」と言われている、少し低めの響くようなダンディな声は、2500~4000Hz(ヘルツ)の間の周波数を出していると言われています。

 

この周波数の声は、共鳴して響くような声になり、小さくても通る声になるのです。

 

腹式呼吸をすることで、この2500~4000Hzの周波数の声になると言われています。

 

息を吸う時にお腹を膨らませ、話す時にお腹を引っ込ませながらしゃべるように意識すると、腹式呼吸で喋る事が出来ます。

喋る時はゆっくりと落ち着いて喋る

人間は緊張していたり、焦っている時ほど早口になりがちです。

 

しかし、早口はせっかちな印象を与え、あまりいい印象を与えません

 

お見合いなどでは、少しゆっくりと話すように心がけましょう。

話し方に抑揚をつける

強調したい時に少し大きな声になったりと会話に抑揚をつけるだけで、表現が豊かになり、相手に感情が伝わりやすいです。

 

アメリカの大統領選などを見ていても、英語が分からなくても感情が通じるほど、抑揚をつけて喋ります。

 

しかし日本の国会等を見ていても、日本の政治家は淡々とあまり抑揚をつけずに喋る事が多いです。

 

平板でメリハリなく話すのも日本人に多くみられる特徴です。

 

どこか感情がなく冷たい印象を与えますし、強調ポイントも分からず話の内容が頭に入りづらくなってしまいます。

 

少し感情を入れて抑揚をつけて話すことで、説得力が増したり、相手が感情移入しやすくなるのです。

少し高いトーンの声で話す

いつもより少しトーンを高く話すことで、明るく元気な印象を与え、通った声になります。

 

テレアポや営業の世界でも、男女ともに、少し高いキーの声で話すよう指導する会社が多いです。

 

その方が相手にとって好印象で気に入ってもらいやすいのです。

 

少し低くていい声を持っている人は、無理して高い声を出す必要はありませんが、そうではない方は高い声を出してみましょう。

 

ドレミの「ソ」か「ラ」あたりのキーで話すようにしてみてください。

 

そうすると少し高いトーンの口調で話すことが出来るようになります。

良い声を出す発声練習をしてみよう

発声練習する女性

声に自信のない方は、腹式呼吸で発声練習をしてみましょう。

 

少し恥ずかしいですが、自分の声をスマホなどで録音して聞いてみてください。

 

 

「自分の声のどんな所が聞きづらいか」などが客観的に分かるはずです。

 

そして、自分にできる「良い声」を探してみてください。

 

お見合い時は声の印象も、顔や服装や清潔感と同じくらい大事なのです。

 

そのためには、大きな声で、腹式呼吸で、ゆっくりと、少し高いキーで話すことを心がけてみましょう。