子供が心配な両親

自分の子供が30歳になっても40歳になっても結婚しない・・・。そんな悩みを抱える両親が増えています。

 

もしも子供が結婚したい願望があるのに、なかなかできないで困っているなら、相談に乗ってあげるなり、結婚相談所などの入会を手伝ってフォローしてあげてもいいかもしれません。

 

しかし、子供に結婚の意志がないのに、ムリに結婚を勧めても煙たがられてしまい、距離を置かれてしまう事も少なくありません。

子供と言えど1人の立派な成人。子供が結婚しないと決めているなら、子供の意見を尊重すべきです。

 

しかし、いつまでも心配してしまうのが親子心・・・。

 

仲人の経験から、結婚しない子供に対し、人間としての義務を放棄しているように思っている親御さんも少なくありません。

しかしご両親の時代と今は、考え方が全く違うのです。まずそこを理解してあげるべきなのです。

親御さんの時代は、90%以上の人が結婚をするという時代で、結婚するのが当たり前、結婚しない人は恥ずかしいという風潮があったほどです。

 

しかし今は、個人の価値観次第で結婚しない人たちも増えています。

 

そんな子供に対し絶対に言ってはいけない言葉は

早く結婚しなさいよ

という言葉。

 

この言葉は、結婚したいと思っていない子供からすると、プレッシャーで逆に結婚したくなくなるのです。

 

ではそんな時、親として結婚しない子供に、結婚に興味を持ってもらうため何をすべきなのでしょうか?

結婚しない事を認めてあげる

子供が結婚したくないのには理由があります。

他人と生活するのが面倒くさい

家族がいると経済面が心配で、自分の好きな事にお金を使えない

夢ややりたい事がある

理由は様々かもしれません。

 

そんな子供の意見を尊重し、結婚したくない意志を認めてあげてください。

 

でもね・・・と説得しようとしても無駄です。子供は右から左に流して、うっとうしく思われるだけです。

なるほど、確かにそうだね。とまずは認めてあげるのです。

 

そして、いつかは結婚したいのか?それとも絶対に結婚はしたくないのか意志を確認してみることが大切です。

 

絶対に結婚したくないと言う意志があるならば、それはそれで尊重するしかないのです。

子供の人生はご両親のものではありません。

もし子供が結婚しなかったとしても、子供が幸せな人生ならばそれでいいのです。

 

結婚すべきだと自分の考えを押しつけても、逆に子供が不幸になる可能性だってあります。

「孫は授かれないけど、子供が幸せならいいか」と、まずはご両親が考えを改めなければいけません。

 

そうすれば、子供へ与えるプレッシャーも徐々に取れていくのです。

赤ん坊をかわいがる

死ぬ前に孫の顔が見たい・・・

こんなセリフを口にするのも子供にとって重荷です。

 

しかし、親族に赤ん坊が生まれたら、親戚で集まる際に赤ん坊を目いっぱいかわいがってみてください。

もしくはお友達のお孫さんでも構いません。どうにかして、子供の前で赤ん坊をかわいがる姿を見せるのです。

 

「孫が欲しい」などと言葉にしてはいけません。

言葉と言うのは伝わるのに限界がありますが、あなたが赤ん坊をかわいがる姿に感じる事は大きいのです。

 

仲人をしていた時にこんな女性会員さんがいました。

年齢は35歳。もう高齢出産の年齢です。

しかしそれまで全く結婚願望がありませんでした。

 

しかしご自身のお姉さんの子供を、お父さんがかわいがる姿を見て、自分も結婚して子供を産みたいと意欲が沸いたそうです。

子供をかわいがるお父さんの姿が、いつの間にか年老いて小さくなっていた。

嬉しそうにお姉さんの子供の面倒を見るお父さん。

このまま両親に私の子供を抱かせられなかったら一生後悔する。

今までお世話になった両親に早く親孝行がしたい。

一気にそんな感情が沸き出て泣いてしまったそうです。

 

それから結婚相談所で積極的にお見合いしました。

最初に付き合った男性とは上手くいかず、その後も挫折を味わいましたが、半年ほどで運命の人と巡り会い、今では本当に仲良く結婚生活を送っています。

 

その方も、以前は親に「結婚しないの?」と言われ辟易していたそうです。

しかし子供をあやすお父さんの姿で一気に変わったのです。

やはり、言わずとも感じさせる力は甚大なのです。

ご両親が結婚の鏡

子供が結婚しない原因はあなた方ご両親にあるかもしれません。

子供にとって、結婚生活のイメージはあなた方ご両親が全てなのです。

 

ご自身たちは仲が悪く、「この人と結婚しなければ良かった」と考えているのに、子供には「結婚した方がいい」と言うのは無理な話なのです。

 

「この人じゃなく他の人と結婚していれば幸せだった」と思っている方もいるかもしれませんが、他の人と結婚していたとしても結果は似たようなものです。

人間は同じ波長の人とくっつくようになっているのです。

 

だからこそ、今からご自身の結婚相手と向き合って、感謝すべきです。

 

お見合いで無理矢理結婚したとしても、結婚してから相手が変わったとしても、長年つきそってきた相手に感謝すべきところはあるはずです。

そこに感謝の目を向け、やり直す覚悟で仲良くなれば、そんな姿を見て子供も変わるのです。

 

「いがみ合っていた両親だけど、長年付き添うとこんなに幸せそうになるのか・・・」と考えが変わっていくのです。

 

親は口で説得するのではなく、背中で見せてあげなくては子供は理解しません。

今からでも遅くはないです。ご自身のパートナーとの関係を見つめ直し、幸せな関係を築き直してください。

まとめ

結婚したくないという硬い意志が子供にあるならば仕方ありません。

 

しかしもしもいつかは結婚したいと考えているならば、親も力になれることはあります。

子供はまだ、経験不足から人生において理解していない事もたくさんあります。

 

気付いた時には年齢がいっていて結婚できずに後悔する事もあるのです。

本人が結婚せずに幸せな人生を送っているならまだしも「もっと早く結婚に対して行動すべきだった」と後悔している姿は、親として見たくありません。

 

もしも「いつか結婚したい」という考えが子供にあるようでしたら、絶対に結婚相談所を活用すべきです。

同じ悩みを持つ親御さんが増えており、結婚相談所に親御さんが登録するケースも非常に多くなっています。

 

結婚相談所は、きちんとした結婚相談所を比較して、子供さんに合った結婚相談所を探してみてください。

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