恋の駆け引きでは結婚相手を落とせない

10代、20代の頃の恋愛には、恋の駆け引きは有効なテクニックだったかもしれません。

 

例えば、

毎日メールや電話をしてたのに急にぱったりと少なくしてみたり

冷たい態度を取ってみた後に優しくなってみり

好きな人にわざと恋愛相談を持ちかけてみたり

ささいな事で怒って相手を心配させてみたり・・・。

 

いわゆる恋の駆け引きというやつです。

 

その方法で昔はモテたという人は、婚活で出会った人にも同じやり方で、恋の駆け引きテクニックを使おうとする人がいます。

しかし、10代、20代の恋愛と婚活は違います。

それは、恋愛対象と結婚対象に求めるタイプが違う人が多いからです。

恋愛対象と結婚対象の違い

恋愛だったら、

カッコいい・かわいい

華やか、オシャレ

お金をいっぱい使ってくれる

時間がたくさんある(暇な時が多い)

ドキドキさせてくれる

甘え上手

色んな場所に連れていってくれる

色気がある

一緒に居て楽しい・・・。

そういった刺激を与えてくれる人が、地味で堅実な人よりモテるかもしれません。

特に魔性の女、小悪魔、プレイボーイ、色男などと言われる「刺激的な人々」は確かにモテるかもしれません。

そしてそういった人たちは恋の駆け引きが上手です。

 

しかし結婚する相手となると、堅実で、浪費癖がなくて、真面目で、モラルがあって、健康で、価値観が合って、賢くて、男なら仕事に一生懸命、女なら料理など家事をきちんとこなす・・・。などといった面を重視する人が多いのです。

そういった人たちは恋の駆け引きも苦手で、もしかしたら刺激を常に与えてくれないかもしれません。

 

もちろん結婚相手でも、恋愛相手と重複する部分があった方がいいものもあるでしょう。

しかし派手で散財する人、遊んでばかりいる人、仕事や家事などをきちんとしない人、感情の起伏が激しい人などは、「恋愛ならいいけど結婚となるとちょっと・・・」という場合も多いのです。

婚活で恋の駆け引きは逆効果

モテる人たちが使う「恋愛の駆け引きテクニック」は、結婚相手を探している人に対して、有効どころか逆効果のものが多いのです。

 

恋愛だったら、なかなかメールの返事が来ないのをドキドキして待ってしまうかもしれません。

 

しかし婚活中は、返事が1日ないと「この人いい加減な人かも・・・」と思われてしまう場合があります。

 

ちょっと異性の匂いを感じさせたり、遊んでる雰囲気を出せば、「浮気したり、毎日飲みに行かれたらたまらない・・・」と思われるかもしれませんし、

急にわざと冷たくしたり優しくしたりすれば「この人、感情が不安定化かも・・・」となるかもしれません。

 

恋愛テクニックによくある「待ち合わせにわざと5分遅れて相手の気を引く」といった類の恋の駆け引きは最悪です。

この人は「時間も守れないルーズな人」だと思われておしまいです。

結婚相手は真面目で品行方正な人

恋愛なら、多少感情の浮き沈みが激しくても、不健康な生活を送っていても、ちょっと悪い事をしてる人でも、自分と違う世界を見せてくれるというドキドキ感が生まれるかもしれません。

しかし最初から結婚を前提に見ている人は、冷静に相手のまじめさや品行方正さを見ているのです。

 

魔性の女、プレイボーイは結局遊びの対象なのです。

異性を口説くのがうまい「恋愛マスター」などと言われる人は、「アメとムチ」という言葉が大好きです。

アメとムチを上手に使い分ける。まさに恋の駆け引きです。

 

好きと言って甘えたり、嫌いと言ってそっぽ向いたり、押したり引いたりすることで異性を虜にする・・・。

しかしそんな人たちで、安定して落ち着いた幸せな結婚生活を送っている人は、ほとんどいません。

 

それは、恋ばかりに注目した恋の駆け引きテクニックであり、愛のない行動ばかりなのです。

愛は永遠に続くものですが、恋は長続きしません。

 

そんな人たちの恋の駆け引きテクニックを使って、婚活で異性とお付き合いをしようとするのは間違いです。

理性や常識があり、誠実でウソをつかず、相手を最優先で思いやる大人の男女が好まれるのです。

ですから小手先の恋の駆け引きテクニックなど使わず、まっすぐ誠実にお付き合いしてください。

まっすぐ過ぎてしつこいのもNG

ただ、あまりに好きになりすぎて、絶対に結婚したいあまり、真面目で一直線はいいのですが、しつこくなってしまうのはNGです。

メールで長々と思いをつづったり、毎日毎日会おうとしたり、勘ぐったり嫉妬しすぎたりすると、嫌がられてしまう可能性があります。

メールはサラッとすませ、会う約束も相手の忙しさを考慮し、プライバシーな部分は深入りしない。

これは恋の駆け引きなどではなく、大人のルールです。

プラスになるテクニックはした方がよい

また、プラスになるテクニック的な行動はドキドキを演出するためにした方がよいものもあります。

これは恋の駆け引きというより「駆け」の部分だけのものかもしれません。

お付き合いしたら、さりげなく手をつなぐ

男性は恥ずかしがり屋が多く、お付き合いし始めても手をつなぐタイミングすらつかめません。

しかしお付き合いをして、お互いが好きになったなら、デート中さりげなく手をつないでみてください

お互いの気持ちはより高まるでしょう。

 

男性がなかなか手をつながないなら、女性からつないでもいいと思います。

男性は恥ずかしながらも心の中は嬉しくてしょうがないはずです。

突然のプレゼント攻撃

男性は女性にプレゼントするのが苦手な人が多いです。

女性がさりげなく欲しそうにしている物を買って、次のデートでプレゼントする。

 

高い物でなくてもいいのです。

一緒に街を歩いていた時に、女性が欲しそうにしていた物をプレゼントしてみてください。

 

プレゼントをもらって嫌がる女性はいません。

きっと喜んで感情は高まるでしょう。

 

お花は多くの女性に好まれますので、相手が欲しい物が分からない場合は一番いいプレゼントかもしれません。

しかし、稀に「お花に興味がない」という女性もいますので、さりげなく会話の中で聞いておきましょう。

 

もちろん女性からのプレゼントも男性にとっては嬉しい物です。

確かに男性へのプレゼント選びは難しいのですが、ネクタイ、ネクタイピン、ペン、ハンカチなど、普段使う物が喜ばれるかもしれません。

 

ただプレゼントするのでなく「かわいいと思ったので買ってみた。あなたに似合うと思ったので買ってみた。」などと、自分の気持ちが入った物だという事を伝えると喜ばれるでしょう。

女性のボディタッチは効果的

女性からのさりげないボディタッチも有効です。

何か取る時にさりげなく相手の肩に手を置く。

笑いながらツッコミのように相手の肩を軽くたたく。

何かついているよと言って髪などを触る。

こうしたボディタッチは、心理学的に見ても好意を持たせるのにかなり有効的です。

 

女性はよく「生理的に無理」という言葉を使います。

男性にとってこの言葉は恐怖なのですが、ボディタッチをされることは「自分は生理的には受け入れてもらえている!」という確信につながり、一気に心の距離が縮まるのです。

 

しかし男性によっては、あまり触りすぎると「この子は他の男性にも馴れ馴れしく触るのかな?」と思う生真面目タイプもいます。

相手の様子を見ながら、さりげなさを忘れないようにしましょう。

女性の変化に気づく

男性で大切なのは、女性の変化に気づくということです。

髪を切ったのに気付かないのはもっての外、化粧やピアス、服装、ネイルなどをよく観察してみましょう。

次回会った時にその変化に気づくと女性は嬉しいのです。

あなたに会うために昨日行って来たネイルに気づかなければ、女性は「自分を見てくれていない」と思うくらい悲しいのです。

観察は癖です。男性は確かに変化に気づきづらい生き物ですが、観察する癖をつければ誰でも慣れます。

まとめ

恋の駆け引きは、恋愛では有効かもしれません。

キャバクラやホストクラブなどは、まさに恋の駆け引きを使って疑似恋愛を楽しむ場所です。

大金を使いこんで通いこむ人がいるほど、恋の駆け引きは人を惹きつけます。

 

しかしそんな駆け引きは長続きしません。

相手が疲れてしまい、ついていけなくなります。

目が覚めた時「あいつは最低だった」となりかねません。

 

そんな恋の駆け引きマスターと結婚してもうまくいかないのは当然なのです。

ですから、結婚相手を探している婚活の世界では、恋の駆け引きマスターはダメなやつと烙印を押され、相手にもされないのです。

 

本気で結婚したい気持ちがある人は、恋の駆け引きをしようと思うのはやめて、誠実に対応しましょう。