女性は話すのが好き
女性は基本的におしゃべりが好きです。
原始時代から、女性は子育てをしていく上で、横のつながりを大切にしていたそうです。
というのも昔は粉ミルクもありませんから、自分のお乳が出なければ子供は死んでしまいます。
そのため集落で助け合って、お乳が出る人が他の子にも与えることで協力し合って生きていたそうです。
また昔は当然現代よりも死の確率が高く、免疫力の低い乳幼児の死亡率は特に高かったそうです。
そんな理由で、横のつながりを大切にする女性は、コミュニケーションを大切にするため、また情報を細かく伝達するため、話をするスキルが高いのではないかと言われています。
そのため、女性は身の回りで起きたことを、ついつい話したくなってしまうのです。
男性が話すのは答えを求めている時
男性は「仕事を家に持ち込まない」という主義の人も多く、会社などで嫌な事があってもあまり奥さんに伝えたりしません。
しかし女性は嫌な事もいい事も共有しあう事が、信頼であり、コミュニケーションであると思うため、しゃべらない事で壁を感じてしまう事もあるようです。
女性はよく「ちょっと聞いてよ」と身の上話を持ちかけますが、男性は「ちょっと聞いてよ」などと切り出すことは少ないのです。
男性は女性が相談を持ちかけてきたり、話の内容が悩みや不満だとすると、何か自分の意見や答えを出したり、アドバイスをしようとしてしまいます。
なぜなら、男性がそういう話を持ち出す時は、何か相手に答えを求めているからです。
しかし女性は違います。話をすることが目的なのです。
逆にヘタなアドバイスや答えを言ってしまうと、嫌な気分にさせてしまいます。
大抵の場合、すでに答えを持っているからなのです。
ですから男性は最後まで、女性の話に相づちを打って聞いてあげてください。
もしも、「どうすればいいと思う?」と聞かれた時だけ、さっと自分の意見を答えればいいのです。
そして話が終わりそうになった時は、「大変だね。大丈夫?」「またいつでも言ってよ!」などと言ってみてください。
すると女性は話し終わってすっきりしているので、「まあ、なんとか頑張る!」とか「また何かあったら聞いてね!」となるはずです。
もちろん、本当に悩んでいて答えを求めている時もありますので、相手が答えを求めてきた時には真摯に相談に乗ってあげればいいのです。
女性は男性よりも五感が鋭い
また女性は男性よりも、視覚、触覚、聴覚、嗅覚、味覚の五感すべてにおいて、男性よりも感度が高い事が実験でも明らかになっています。
そのため、例えば景色のいい場所に行ったり、おいしい物を食べに行ったり、良い音楽を聴いたりすると、男性以上に、嫌な事を吹っ飛ばせるパワーを持っています。
ですから女性がへこんでいたら、言葉で解決させようとせずに「気分転換にご飯でも食べに行こうよ」と誘う方がよっぽど効果的なのです。