外国人結婚式

家族で他人の夫婦

夫婦というのはとてもファジーな関係です。

 

家族であり、他人です。

 

家族だから気を使わずに、傷つくことでも平気で言ってしまう。

他人だから、いざという時は相手を見限ってしまう。

 

しかし逆にポジティブに捉えると、

家族だから信用できる。愛がある。

他人だからいつまでも気を使った対応ができる。

 

あなたはどちらでしょうか?

よい夫婦関係を築くためには、常に相手を思いやり、愛を受け取ろうとするばかりでなく、こちらから与えることが大切なのです。

関連記事→愛は与えた分だけ受け取れる

 

人は「依存」しやすい生き物です。依存をし合ってしまうと決していい夫婦関係は築けません。

相手に求めてしまい、寄りかかってしまい、期待に応えてくれないと失望するからです。

 

「あなた無しでは生きて行けない・・・。」

ドラマでは、「あなた無しでは生きて行けない・・・。」というセリフは、深い愛の感動シーンなのかもしれません。

 

しかしそれは依存です。依存して相手に寄りかかると、重くて相手の負担になります。

 

それが夫婦であっても親子であっても、依存せずに、お互い自立し合わなければいけません

 

自立とは、経済的な自立や、生活の自立ではありません。精神の自立です。

 

「あなたがいなければ、生きて行けない・・・」

ではなくて、

「あなたがいなくても幸せ。でも、いたらもっと幸せ!」

という状況こそが、本当の自立なのです。

夫婦関係から依存をなくす

我が家では、お互いできる限り依存するのをやめました

 

7年前まで、妻には自分の会社の事業を手伝ってもらっていました。

 

毎日毎日一緒に働き、妻がいなければ回らない状況でした。

 

「妻がいなくなったら困る!」と勝手に思っていました。

 

これは完全に依存状態です。

 

そして、妻も妻で僕に依存していました。

 

友達と飲みに行って、帰りが遅いと怒っていました。

 

私はちゃんと〇〇してるのに、どうしてあなたは何度言っても〇〇してくれないの?

 

という、自分のやる事は当たり前のこととして、相手に強要する事も多かったと思います。

 

あらゆることでお互い依存していました。

 

依存は束縛にも似ています。相手を窮屈にするのです。

お互いが自立していれば、全て相手の自己責任

そこでお互いの依存心を外しました

 

もちろん時間は掛かりましたが、徐々に依存し合わなくなりました。

 

子供が出来て、妻は仕事から離れましたが、いないと絶対困ると思っていた現場はスムーズに回り続けました。

 

妻は、僕が友達と飲んで帰りが遅くなっても怒らなくなりました。

 

もしそのせいで次の日が大変でも、事故にあっても、しょっちゅう帰りが遅くて妻が愛想を尽かしても・・・全て僕の自己責任だからです。

 

妻は妻で、僕がいなくなっても幸せで居続けると決めているので、何の問題もないのです。

 

また、自分基準の僕への要求もなくなりました。

 

逆に僕も、妻がご飯を作ってなくても、友達と飲みに行って遅くなっても、何をしても怒りの感情がこみあげてくることはなくなりました。

 

それらは歪んだ依存心だったのです。

夫婦関係が良くなった

お互い依存しないというのは、自分は自分、相手は相手という感じで、一見冷たいようにも感じます。

 

しかしそれはドライなようで、実はお互いが相手に期待しすぎない、むしろ相手の意思を尊重し合う、最良の関係なのです。

 

依存を捨てて行ったおかげで、私たち夫婦は以前よりも夫婦仲がよくなりました。

 

いちいち怒りがこみ上げず、お互いがより尊重しあえるようになりました。

 

依存すると相手に期待します。すると期待通りにいかない時に怒りが込み上げて来てしまうのです。

 

しかし依存しないと、何も期待していないので、それぞれが自分でやろうと考えています。

 

だからこそ、相手が何かしてくれた時に、感謝の念が大きくなるのです。

 

依存心を捨てるためには時間がかかりますし、こういう場合はどうなんだろうなどという疑問もたくさん沸いてきます。

 

しかし最後まで突き詰めて答えを出し、お互いが依存心を失くしていければ、本当に最良のパートナーシップを結べるでしょう。